─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「北風に船の帆寂し」というところに、港町の冬の空気がぎゅっと凝縮されておるのう。ぴんと張るでもなく、どこか萎えたように揺れる帆の様子から、人も荷も少なくなった冬の港のさびれが感じられる。「港町」と言い切ることで、波止場や埠頭、遠くのクレーンなど、読者の中にそれぞれの港の記憶が広がっていくのもよい。音をあまり書かず、帆の寂しさに焦点を絞ったところが、かえって余情を生んでおり、静かな冬景の句として味わい深いものでありましょう。
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─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「北風に船の帆寂し」というところに、港町の冬の空気がぎゅっと凝縮されておるのう。ぴんと張るでもなく、どこか萎えたように揺れる帆の様子から、人も荷も少なくなった冬の港のさびれが感じられる。「港町」と言い切ることで、波止場や埠頭、遠くのクレーンなど、読者の中にそれぞれの港の記憶が広がっていくのもよい。音をあまり書かず、帆の寂しさに焦点を絞ったところが、かえって余情を生んでおり、静かな冬景の句として味わい深いものでありましょう。