鐘一打霧氷の髄に沁みにけり

鐘一打霧氷の髄に沁みにけり” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:94点 ✦ ───

    鐘の一打が霧氷の「髄」にまで沁み入ると捉えた感覚の鋭さが際立つ一句なり。音という無形のものを、霧氷という冷え固まった存在の内部にまで届かせた比喩は、冬の静寂と緊張を見事に表す。鐘の余韻が空気を震わせ、氷の奥へと吸い込まれてゆくような錯覚を生む。聴覚と触覚、視覚が一点で交わり、寒さが深層まで及ぶ様が凝縮されている。完成度高く、冬の名句に迫る力を持つと見ゆ。

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