─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
「冬霞」が「極夜の村をすり抜ける」とした発想が大胆なり。本来光なき極夜の地に、霞という光を含む存在を重ねることで、現実と想像の境が揺らぐ。村を覆うのではなく「すり抜ける」とした措辞に、静かで止まらぬ時間の感覚が宿る。写生というより観念寄りではあるが、北方の孤独や沈黙を象徴的に示す力を持つ。季語の拡張的用法として挑戦的であり、読む者の想像を深く誘う一句と見ゆ。
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「冬霞」が「極夜の村をすり抜ける」とした発想が大胆なり。本来光なき極夜の地に、霞という光を含む存在を重ねることで、現実と想像の境が揺らぐ。村を覆うのではなく「すり抜ける」とした措辞に、静かで止まらぬ時間の感覚が宿る。写生というより観念寄りではあるが、北方の孤独や沈黙を象徴的に示す力を持つ。季語の拡張的用法として挑戦的であり、読む者の想像を深く誘う一句と見ゆ。