─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
水鏡に夜気が満ちるという把握が、静寂の深まりをよく伝える一句なり。水面は昼の光を失い、かわりに冷えた夜の気配をたたえ、そこへ「北斗冴ゆ」と星の硬質な輝きが重ねられる。上五中七で地上の静を描き、下五で天の冴えを据えた構成が明快で、上下の世界が鏡のように呼応する。音も動きも削ぎ落とされた冬夜の澄明が、読む者の胸に静かに降り積もる。季語の位置も的確で、余韻を長く残す作と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
水鏡に夜気が満ちるという把握が、静寂の深まりをよく伝える一句なり。水面は昼の光を失い、かわりに冷えた夜の気配をたたえ、そこへ「北斗冴ゆ」と星の硬質な輝きが重ねられる。上五中七で地上の静を描き、下五で天の冴えを据えた構成が明快で、上下の世界が鏡のように呼応する。音も動きも削ぎ落とされた冬夜の澄明が、読む者の胸に静かに降り積もる。季語の位置も的確で、余韻を長く残す作と見ゆ。