─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
手のひらに受けた雪が融けゆく、その一瞬の儚さを「はかなげに」と先に置いた点が情を導く。雪は形を保たぬまま消え、掌に残るのは冷えと水のみ。その感覚を問いかけの「融けるか雪や」に託し、観察と感情とをほどよく交差させている。写生は素直で、説明に過ぎず、冬の弱き美をやさしく掬い上げる。大きな構えはないが、身近な体感に寄り添う軽みがあり、静かな余情を残す一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
手のひらに受けた雪が融けゆく、その一瞬の儚さを「はかなげに」と先に置いた点が情を導く。雪は形を保たぬまま消え、掌に残るのは冷えと水のみ。その感覚を問いかけの「融けるか雪や」に託し、観察と感情とをほどよく交差させている。写生は素直で、説明に過ぎず、冬の弱き美をやさしく掬い上げる。大きな構えはないが、身近な体感に寄り添う軽みがあり、静かな余情を残す一句と見ゆ。