─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
年の空という広がりのある季語に、軍用機の引く雲を重ねた視点が現代的である。祝祭と総括の季節に、無機質な飛行機雲を据えることで、時代の影が空に刻まれる。感情を語らず、「引きけり」と事実のみを置いた抑制が、かえって余情を生む。年末の静かな空に、緊張と不安の気配が一筋走る構図は鮮明で、現代の写生として完成度が高い。重みある一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:90点 ✦ ───
年の空という広がりのある季語に、軍用機の引く雲を重ねた視点が現代的である。祝祭と総括の季節に、無機質な飛行機雲を据えることで、時代の影が空に刻まれる。感情を語らず、「引きけり」と事実のみを置いた抑制が、かえって余情を生む。年末の静かな空に、緊張と不安の気配が一筋走る構図は鮮明で、現代の写生として完成度が高い。重みある一句と見ゆ。