─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
「鐘の声」を直接に描かず、「余韻を引いて」とその残響のみを掬い取り、「年明ける」へと時間を渡した構成が穏やかである。音そのものではなく、空に残る揺れを詠むことで、画面は静けさを帯び、白む空気が広がる。年の境を切る鋭さではなく、滲むような移行を選んだ点に抒情あり。遠景に鐘楼を置き、手前には震えのみを残す構図は、水墨画の余白に音を置くがごとし。始まりを静かに迎える心を映す一句なり。
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─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
「鐘の声」を直接に描かず、「余韻を引いて」とその残響のみを掬い取り、「年明ける」へと時間を渡した構成が穏やかである。音そのものではなく、空に残る揺れを詠むことで、画面は静けさを帯び、白む空気が広がる。年の境を切る鋭さではなく、滲むような移行を選んだ点に抒情あり。遠景に鐘楼を置き、手前には震えのみを残す構図は、水墨画の余白に音を置くがごとし。始まりを静かに迎える心を映す一句なり。