─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
「梅の香に誘われしまま」と、嗅覚のほのかな導きに身をゆだねた姿に、春のはじめの頼りなき心の揺れを見る。香は形なきものなれど、人を道へと連れ出す力を持つ。「迷い道」の語に、人生の分かれ目をも思わせる余情あり。ただ、下五にもう一段の景の具体あらば、香と道とがさらに深く結ばれん。「梅の香や辿りゆく路細きかな」とすれば調べ整う。春の気配を静かに映す一作と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
「梅の香に誘われしまま」と、嗅覚のほのかな導きに身をゆだねた姿に、春のはじめの頼りなき心の揺れを見る。香は形なきものなれど、人を道へと連れ出す力を持つ。「迷い道」の語に、人生の分かれ目をも思わせる余情あり。ただ、下五にもう一段の景の具体あらば、香と道とがさらに深く結ばれん。「梅の香や辿りゆく路細きかな」とすれば調べ整う。春の気配を静かに映す一作と見ゆ。