─── ✦ 評 点:83点 ✦ ───
「里へ里へと」と重ねたる語が、流れを遡る鮎の道筋を柔らかく示す。上五の切れ字により、生命の息吹がはっきりと立ち上がる。川の匂い、光の揺らぎまで想像させるところ佳し。ただ中七やや平明に過ぐる感もあり。「若鮎や里重ねつつ上りゆく」とすれば凝縮増さんか。素直なる生命の躍動を残す一句の趣きあり。
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─── ✦ 評 点:83点 ✦ ───
「里へ里へと」と重ねたる語が、流れを遡る鮎の道筋を柔らかく示す。上五の切れ字により、生命の息吹がはっきりと立ち上がる。川の匂い、光の揺らぎまで想像させるところ佳し。ただ中七やや平明に過ぐる感もあり。「若鮎や里重ねつつ上りゆく」とすれば凝縮増さんか。素直なる生命の躍動を残す一句の趣きあり。