─── ✦ 評 点:77点 ✦ ───
「春陰や」と曇り日の静かな抑へを置き、「人影のなき道しずか」と受けたる構えは、まことに素直な叙景なり。人の不在がそのまま道の静けさを深め、春の明るみきらぬ空とよく調和してゐる。ただ、やや説明の域を出でず、既視の景にとどまるきらひあり。「春陰や人の絶えたる路地ひとつ」とすれば景に具体が出づるか。静けさを過不足なく収めたる一句なれど、更なるひと工夫を望みたし。
メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です
コメント ※
俳号(ペンネーム) ※
メールアドレス ※
Δ
─── ✦ 評 点:77点 ✦ ───
「春陰や」と曇り日の静かな抑へを置き、「人影のなき道しずか」と受けたる構えは、まことに素直な叙景なり。人の不在がそのまま道の静けさを深め、春の明るみきらぬ空とよく調和してゐる。ただ、やや説明の域を出でず、既視の景にとどまるきらひあり。「春陰や人の絶えたる路地ひとつ」とすれば景に具体が出づるか。静けさを過不足なく収めたる一句なれど、更なるひと工夫を望みたし。