─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
熊手を買い求めた掌に、わずかに伝わる重みを「未来(みく)」と捉えたところに、人の願いと季の気配が寄り添う情がある。熊手の竹の光は柔らかく、縁起物の彩りが手の中で小さな画面を成し、背景の市のざわめきは淡墨のごとく遠景に溶ける。掌に宿る温みと、先を願う心が絵屏風の一隅に灯るようで、静かな余情を湛える一句なり。
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─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
熊手を買い求めた掌に、わずかに伝わる重みを「未来(みく)」と捉えたところに、人の願いと季の気配が寄り添う情がある。熊手の竹の光は柔らかく、縁起物の彩りが手の中で小さな画面を成し、背景の市のざわめきは淡墨のごとく遠景に溶ける。掌に宿る温みと、先を願う心が絵屏風の一隅に灯るようで、静かな余情を湛える一句なり。