─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
湯から上がってしばらく経ち、体の芯から少しずつ冷えてくる「湯冷めして」という始まりが、なんとも生活のにおいがあって良いのう。そのあとに口へ運ばれる「あたたかな葛湯」が、とろりと喉をすべっていくさまは、身体だけでなく心までやさしく包む温もりのようじゃ。外は「寒き夜」。窓の外に風の音がしていそうだが、家の中には灯りと静けさ、そしてその葛湯をすする人の息づかいがある。飾らぬ日常の幸福が、じんわり染みてくる一句じゃなかろか。
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─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
湯から上がってしばらく経ち、体の芯から少しずつ冷えてくる「湯冷めして」という始まりが、なんとも生活のにおいがあって良いのう。そのあとに口へ運ばれる「あたたかな葛湯」が、とろりと喉をすべっていくさまは、身体だけでなく心までやさしく包む温もりのようじゃ。外は「寒き夜」。窓の外に風の音がしていそうだが、家の中には灯りと静けさ、そしてその葛湯をすする人の息づかいがある。飾らぬ日常の幸福が、じんわり染みてくる一句じゃなかろか。