─── ✦ 評 点:91点 ✦ ───
冬菫を「夜露に研がれ」と捉え、「瑠璃沈む」と色で結んだ構成が美しい。小さな花に宿る濃い色が、露と闇によっていっそう深まる様子が的確に表現されている。語はやや雅に寄るが、対象が小さいだけに許容され、静かな集中を生んでいる。自然の細部に目を凝らした、完成度の高い一句と見ゆ。
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冬菫を「夜露に研がれ」と捉え、「瑠璃沈む」と色で結んだ構成が美しい。小さな花に宿る濃い色が、露と闇によっていっそう深まる様子が的確に表現されている。語はやや雅に寄るが、対象が小さいだけに許容され、静かな集中を生んでいる。自然の細部に目を凝らした、完成度の高い一句と見ゆ。