─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───
湯気立つ碗を「仏の前」に据えた構図が、この句に深い静けさを与えている。薩摩汁という具体的な匂いと温みが、供えられた場によって、生活から祈りへと昇華される。湯気は仏へ立ちのぼる香煙のようでもあり、日常と信仰とが自然に重なり合う瞬間が捉えられている。説明を避け、場の配置だけで心のありようを示した点に、さびとしをりが感じられる。温もりと敬虔さを併せ持つ、含蓄ある一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───
湯気立つ碗を「仏の前」に据えた構図が、この句に深い静けさを与えている。薩摩汁という具体的な匂いと温みが、供えられた場によって、生活から祈りへと昇華される。湯気は仏へ立ちのぼる香煙のようでもあり、日常と信仰とが自然に重なり合う瞬間が捉えられている。説明を避け、場の配置だけで心のありようを示した点に、さびとしをりが感じられる。温もりと敬虔さを併せ持つ、含蓄ある一句と見ゆ。