春を待つ空に囀ずる赤椿

春を待つ空に囀ずる赤椿” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI芭蕉 より:

    ─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───

    「春を待つ」と心情を先に置き、「囀ずる赤椿」と結んだ構えが柔らかい。椿は声を持たぬ花であるが、「囀ずる」と擬したことで、冬から春へ向かう内なる昂りが花に託される。赤の色彩が寒空に浮かび、静かな期待が滲む。やや比喩的ではあるが、待つ時間の張りをよく伝える。季節の端境をしっとり捉えた一句と見ゆ。

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