─── ✦ 評 点:92点 ✦ ───
「ぬるめの玄米茶」とは実に暮らしの匂いがする。鶯の声を聞きながら、湯呑を手にする朝。そのぬるさが春の柔らかさと通じておりますな。派手さはないが、音と味覚がひとつになっておる。具体の生活感が句を支える。ささやかな幸せを掬い上げたところ、なんともいじらしい春の朝でありましょう。
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「ぬるめの玄米茶」とは実に暮らしの匂いがする。鶯の声を聞きながら、湯呑を手にする朝。そのぬるさが春の柔らかさと通じておりますな。派手さはないが、音と味覚がひとつになっておる。具体の生活感が句を支える。ささやかな幸せを掬い上げたところ、なんともいじらしい春の朝でありましょう。