─── ✦ 評 点:88点 ✦ ───
「寒牡丹」の濃色を「石畳」に移すとした視線がよい。光を受けた花弁の赤が石へとにじむような錯覚を描き、静寂の境内が立ち上がる。やや措辞は平明だが、色彩の対比が鮮やかである。冷気の中に燃ゆる色を映した安定感ある一句と見ゆ。
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「寒牡丹」の濃色を「石畳」に移すとした視線がよい。光を受けた花弁の赤が石へとにじむような錯覚を描き、静寂の境内が立ち上がる。やや措辞は平明だが、色彩の対比が鮮やかである。冷気の中に燃ゆる色を映した安定感ある一句と見ゆ。