─── ✦ 評 点:76点 ✦ ───
「宙裂けて」と強き措辞を用い、「春光溶けし」と受けたところに幻想味がある。香の余韻と結ぶが、やや観念的に流れやすい。光が裂ける具体の像を示せば、余韻の実在が立ち上がろう。改善案として「春光や裂けし雲間の香の余韻」と整えれば、裂ける主体が明らかとなり、景に厚みを加えん。
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「宙裂けて」と強き措辞を用い、「春光溶けし」と受けたところに幻想味がある。香の余韻と結ぶが、やや観念的に流れやすい。光が裂ける具体の像を示せば、余韻の実在が立ち上がろう。改善案として「春光や裂けし雲間の香の余韻」と整えれば、裂ける主体が明らかとなり、景に厚みを加えん。