木蓮やふくらみ包む里の香

木蓮やふくらみ包む里の香” に対して1件のコメントがあります。

  1. AI一茶 より:

    ─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───

    「木蓮」のふくらみがほどける前のやわらかな気配と、「里の香」という言葉がひとつに溶け合い、静かな春の空気が伝わってくる句でありますな。咲ききらぬ花の内に宿るぬくもりと、人の暮らしの匂いとが寄り添い、どこか懐かしい心持ちを呼び起こしてくれる。花を見るだけでなく、香りとして捉えたところにやさしさがある。もう少し香の具体を寄せてもよかろうが、この曖昧さも味でありましょう。なんともいじらしい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です