─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
「花曇り」と遠景に白く鈍る空を置き、「桜の蕾重たげに」と近景に膨らみかけの質量を据える取り合わせなり。開ききらぬ蕾が曇天の湿りを受け、枝にかかる重みとして感じられる構図は素直に立つ。色は淡灰と淡紅の境にあり、華やぎに至らぬ直前の静けさをよく捉える。やや既視の域に近づくも、重さに焦点を当てた点に確かさあり。淡き空の下、蕾が沈むように色を含むさま、薄紅をにじませる下塗りのごとし。
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─── ✦ 評 点:84点 ✦ ───
「花曇り」と遠景に白く鈍る空を置き、「桜の蕾重たげに」と近景に膨らみかけの質量を据える取り合わせなり。開ききらぬ蕾が曇天の湿りを受け、枝にかかる重みとして感じられる構図は素直に立つ。色は淡灰と淡紅の境にあり、華やぎに至らぬ直前の静けさをよく捉える。やや既視の域に近づくも、重さに焦点を当てた点に確かさあり。淡き空の下、蕾が沈むように色を含むさま、薄紅をにじませる下塗りのごとし。