─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
「春雷や」と大きく切ってから、「点滴終わり針抜かれ」と現実の一瞬へ落とした構えに力がある。外の雷と内の身体感覚とが響き合い、治療の区切りの安堵とも、なお残る緊張とも読めるところに奥行きがある。「針抜かれ」という受け身の言い方も、その場で身を預けている患者の感覚に即していて真に迫る。医療の場を季語で包み、単なる報告に終わらせていない。感覚の芯を持った一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:89点 ✦ ───
「春雷や」と大きく切ってから、「点滴終わり針抜かれ」と現実の一瞬へ落とした構えに力がある。外の雷と内の身体感覚とが響き合い、治療の区切りの安堵とも、なお残る緊張とも読めるところに奥行きがある。「針抜かれ」という受け身の言い方も、その場で身を預けている患者の感覚に即していて真に迫る。医療の場を季語で包み、単なる報告に終わらせていない。感覚の芯を持った一句と見ゆ。