─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「古書開き」といふ行為に、「花咲翁」といふ存在を重ね、書物の中に春を見出す発想に味わひあり。「春を手に」と結ぶことで、抽象ながら触覚を伴ふ感覚も生まる。ただ「花咲翁」がやや説明的にして、具体の像が読み手により揺れるきらひあり。「古書開く花咲翁の春の頁」とすれば流れ整ふか。書と季とを結びたる静かな趣の一句と見ゆ。
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─── ✦ 評 点:82点 ✦ ───
「古書開き」といふ行為に、「花咲翁」といふ存在を重ね、書物の中に春を見出す発想に味わひあり。「春を手に」と結ぶことで、抽象ながら触覚を伴ふ感覚も生まる。ただ「花咲翁」がやや説明的にして、具体の像が読み手により揺れるきらひあり。「古書開く花咲翁の春の頁」とすれば流れ整ふか。書と季とを結びたる静かな趣の一句と見ゆ。