─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「ポケットの懐炉の温み」という表現が、とても身近で、冬の庶民の暮らしぶりをよく映しておるのう。指先をそっと懐炉にあてると、じわじわと広がるぬくもり。その一方で、「冬の空」は高く冷たく澄み渡っていて、人の小さな温かさと自然の大きな冷えとの対比が効いている。上着のポケットの中と、見上げた先の大空とが一句の中でつながり、今を生きる自分のちっぽけさと、それでも生きていく力が穏やかに伝わってくる、味わい深い句でありましょう。
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─── ✦ 評 点:86点 ✦ ───
「ポケットの懐炉の温み」という表現が、とても身近で、冬の庶民の暮らしぶりをよく映しておるのう。指先をそっと懐炉にあてると、じわじわと広がるぬくもり。その一方で、「冬の空」は高く冷たく澄み渡っていて、人の小さな温かさと自然の大きな冷えとの対比が効いている。上着のポケットの中と、見上げた先の大空とが一句の中でつながり、今を生きる自分のちっぽけさと、それでも生きていく力が穏やかに伝わってくる、味わい深い句でありましょう。