─── ✦ 評 点:72点 ✦ ───
「独りの刻の永き」という人事が前面に立つ句であり、情の重さが直接的に響く。聖夜を待つ時間の長さは普遍的だが、景の像がやや希薄で、内面の独白に寄る。もし灯りや窓辺など、視覚の支点が加われば、情はより深く沈んだであろう。現状は静かな心理画。暗色の室内に一点の待ちを描いた習作のごとし。
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「独りの刻の永き」という人事が前面に立つ句であり、情の重さが直接的に響く。聖夜を待つ時間の長さは普遍的だが、景の像がやや希薄で、内面の独白に寄る。もし灯りや窓辺など、視覚の支点が加われば、情はより深く沈んだであろう。現状は静かな心理画。暗色の室内に一点の待ちを描いた習作のごとし。